毎週土曜日の朝、車なら3分の道を、私たち夫婦はあえて自転車で10分かけて向かいます。効率を優先すれば省ける7分間。それでも選び続けているのは、その時間の中にしかない何かがあるからです。
風を感じながら漕ぐペダル、半分も聞こえない他愛のない会話、気づかないうちに口をついて出る鼻歌——それは、自分が本当にリラックスできている証拠です。
物価が上がり、買い物の会計は以前より2,000円ほど高くなりました。でも、会話も、並んでペダルを漕ぐ時間も、値上がりすることはありません。むしろ今だからこそ、その部分を意識して大切に守ることに、以前より大きな意味があるように感じています。
この曲は、そんなありふれた土曜日の風景と、レシートには載らない「投資」について歌っています。
あなたの生活の中にも、たとえ一番効率的な方法でなくても、それでも守り続けたい「日常の儀式」はありますか?
歌詞
[Intro]
タイヤが鳴る、朝の光
土曜日が呼んでる、ちょうどいい気分
[Verse 1]
車なら三分、自転車なら十分
使わなくていい七分間——
それでも僕らは選ぶんだ
日焼け止めを塗って、帽子を深くかぶって
[Verse 2]
効率だけが真実じゃない
風が何か新しいことを教えてくれる
言葉の半分は風に消えていくけど
それでも何とか、伝わっている
[コーラス]
鼻歌が始まったら、それが合図
やっと時間を手放せている証拠
頭の中のリストが静かになる
今だけ、この坂道だけ
[Verse 3]
肉派の僕、バランス派の君
静かな交渉、いつものこと
何年も続く同じやり取り
レジに着く頃には、ちょうどいい
[Verse 4]
一万二千円、少し値上がりした
物価が上がるのは仕方ない
でも会話も、並んでペダルを漕ぐことも
時間と共に高くなったりしない
[コーラス]
鼻歌が始まったら、それが合図
やっと時間を手放せている証拠
頭の中のリストが静かになる
今だけ、この坂道だけ
[ブリッジ]
帰り道、追い風を背に
行きよりも軽く感じる
夕食のこと、君のことを考えながら
また鼻歌が戻ってくる
[Verse 5]
一万二千円は食料品だけじゃない
体を動かすこと、交わした言葉
毎週少しずつ積み上げてきたもの——
レシートには載らない投資
[ラストコーラス]
鼻歌が始まったら、それが合図
一番速い道じゃなくても、それだけの価値がある
顔に受ける風、追いかけられないメロディ
それが、ありふれた毎日を悪くないと感じさせてくれる
[アウトロ]
タイヤが鳴る、家路につく
悪くない人生さ、悪くない人生さ
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